昭和と平成の労働時間に関する話題を聞いて
昭和の高度経済成長期の日本人の労働時間と、現在の労働時間の比較の話をテレビで見ました。経済成長期の労働時間が現在より年間500時間ほど多いという感じで、新人は夏休みもないというような語られ方がしていましたが、もう少し捕捉をしてもわないといけないかも。
高度経済成長期の方々の築いてこられた礎のもとに現在があるという前提ですが、当時と今では背景や環境が違い過ぎる!(笑)
今は情報技術の発達により、コンピューターや機械による処理速度が相当速くなっています。その中で仕事をしているので、同じことをやるにしても、その生産性は圧倒的に異なる気がします。とはいえ、人間はそこまでいきなり進化しないので、ものすごくそれは疲れる気もしますね。1日に「判断」をするための体力(脳みその体力)みたいなものがあると聞きます。
あと、私が時々行く理髪店のマスターは、当時のことをよく知っているので、話を聞かせてくれる。
あの頃(昭和)は、
- 午前中はみんなボーっとしていた。
- 午後もお茶をしたりしながら(ほぼ雑談)仕事の話をしていた
- 夕方くらいから気合を入れて仕事をした
- 夜は思い切り遊ぶ、飲みに行く
- 翌朝はやっぱり二日酔いからスタートするのでボーっとする
こんなサイクルの人が大勢いたそうです。
某銀行の管理職や上層部の方々が実際こういう感じだったそう。
でもその雑談の中から、面白いアイデアや、取引が生れたりもしやすかったのでしょう。遊ぶことが仕事も兼ねていた、だから「モーレツ社員」として頑張れたのかもしれません。
現代よりもワークライフインテグレーション、ワークアズライフ!という感じかもしれません。
いずれにせよ、現代と過去を並列に並べて比較することは、単純にはできないよって思います。